SMB共有によってMacとWindowsの間でファイル共有をする方法

MacとWindows間ではファイルの共有方法も限られてくると思います

GoogleDriveなどのオンラインストレージを用いる方法もありますが、同じWi-Fiを使用していれば外部にデータを出したりGoogleDriveなどのページを開いたりすることなく共有を行うことができるSMB共有という方法が個人的にオススメです

しかしSMB共有はPCに慣れていない人だと最初の設定が少し難しい方法です

実のところ筆者もそこまでPCに詳しくなくネットで情報を集めたのですが、あまりわかりやすい説明をしているサイトがなく苦労しました

そこで、この記事ではSMB共有の方法を大まかな流れ具体的な手順の両方から説明してまとめます

SMB共有の大まかな流れ

まずSMB共有とは何かという話ですが、そもそもSMBとはServer Message Blockの略でローカルネットワークを通してファイル共有などを行う際に使用される通信規格のことです

つまりSMB共有は大雑把にいうとWi-Fiなどを通じたファイル共有ということですね

じゃあ実際にどうやってWi-Fiで共有するかという話ですが、筆者が実際に使用している方法は、Wi-Fiを通してMacからWindowsのローカルアカウントに入り、そこからさらにWindows内の共有フォルダに接続するという方法です

つまり主な流れは

  • WindowsにSMB共有用のローカルアカウントを作成する
  • Windows内に共有用のフォルダを作成する
  • Wi-Fiを通してMacからWindowsのローカルアカウントに接続する
  • そのローカルアカウントを通してWindows内の共有フォルダにアクセスする

次に具体的な手順の説明を行います

SMB共有の具体的な手順

Windowsでの操作

(画像はWindows10のものです)

全体の共有の設定

まずはインターネットの状態を確認しましょう

「設定」>「ネットワークとインターネット」>「状態」からパブリックネットワークかプライベートネットワークかを確認します

(ちなみに私は家のWi-Fiを使用しているので写真ではプライベートになっています)

これらはプロパティで変更可能であり、公共の場でそのネットワークを使用しているならパブリック、家や社内など外部の人が入れないようなネットワークであればプライベートに設定します

パブリックは誰でも使えるネットワーク用の設定なのでセキュリティが強い分不便な設定になり、プライベートは信頼できる人のみ使えるネットワーク用なので便利な分セキュリティ性は下がります

次に先程の「状態」の項目の中にある「ネットワークと共有センター」をクリックし、「共有の詳細設定の変更」という項目で設定を行います

そこでは使用するネットワークごとに(つまりプライベート、パブリックネットワークごとに)共有の設定を行います

「現在のプロファイル」と書いてある項目が現時点で接続されているネットワークなのでそこの項目の「ネットワーク探索」「ファイルとプリンターの共有」を有効にします

(パブリックネットワークに設定していてそこの項目を有効にした場合、フリーWi-Fiなどでも外部のコンピュータから参照される可能性があるので、できればSMB共有をする時は家や会社のネットワークを使ってプライベートに設定して行なった方が良いと思います)

共有用のローカルアカウントの作成

ここまで共有の設定が終わったら次にMacから接続する用のアカウントを作成します

「設定」>「アカウント」>「家族とその他のユーザー」の項目から「その他のユーザーをこのPCに追加」をクリックします

(ローカルアカウントが既にあり、そのパスワードがわかっている場合は作成する必要はありません)

Microsoftの画面に遷移するので「このユーザーのサインイン情報がありません」>「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」を選び、ユーザー作成画面でユーザー名とパスワード、セキュリティの質問3つを適当に設定してください

設定が終わるとローカルアカウントができているはずです

共有フォルダの選択・作成と設定

次にMacと共有するためのフォルダを決めます

共有に使用したいフォルダがない場合は適当にフォルダを作成し「共有フォルダ」のようなわかりやすい名前をつけてください(別にわかりづらい名前でも問題はありませんが笑)

使用する既存のフォルダまたは作成したフォルダを右クリックして「アクセスを許可する」>「特定のユーザー」を選択してください

矢印をクリックすればおそらく作成したアカウントが出るので追加して「アクセス許可のレベル」を「読み取り/書き込み」に設定します

その後はフォルダの「プロパティ」>「共有」>「詳細な共有」から「アクセス許可」をクリックし、先程作成したアカウントを追加して「アクセス許可」の「変更」の欄にチェックを入れて適用します

Macでの操作

WindowsPCへの接続

Macでは上のバーの中の移動の欄から「サーバへ接続」を選択し、「smb://(WindowsPCのPC名)」と入力して接続します

(WindowsPCのPC名は「設定」>「システム」>「詳細情報」にあるデバイス名のことです)

接続したらユーザの種類を「登録ユーザ」にして共有用のWindowsのローカルアカウントの名前とパスワードを入力し、接続してマウントするボリュームを選ぶと共有完了です!

これでWindows内にある共有フォルダをMacからも使用することができるようになりました

あとは共有したいファイルをこのフォルダに入れればどちらのPCからもアクセスできます

終わりに

ここで説明した方法でおそらくはWindowsとMacの間で共有フォルダを作成できるようになったはずです

(できない場合は何かしらの設定で共有を無効にしている可能性があります)

いちいちUSBメモリを使ったりグーグルドライブを開いたりするよりも楽なので、ファイルを頻繁に共有する場合とても役立つと思います

ストレスフルな環境で仕事や趣味に全力を出しましょう

最後までお読みいただきありがとうございました

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